富岡製糸場 ( とみおかせいしじょう 群馬県富岡市)
検査人館
女工館
繰糸場
ブリューナ館(首長館)
東繭倉庫・乾燥場
西繭倉庫・煙突

   ● 富岡製糸場
        明治3年横浜のフランス商館勤務のポール・ブリュナ(Paul Brunat)らが武蔵(むさし)・上野(こうず
        け)・信濃(しなの)の各県 を調査し上野(今の群馬県)の富岡に場所を決定しました。

        明治5年(1872年)、明治政府が日本の近代化のために最初に設置した官営模範器械製糸場です
        繰糸場は長さ約140.4m、幅12.3m、高さ12.1mで、当時、世界最大規模を 誇っていました。
        300人繰りの繰糸器が置かれ、全国から集まった工女たちにより本格的な器械製糸が始まりました

        明治26年(1893)に三井家に払い下げ、明治35年(1902)に 原合会社に譲渡。
        昭和14年(1939)に、片倉製糸紡績株式会社(片倉工業株式会社)に合併。
        昭和62年(1987)3月ついにその操業を停止し、保存されています。

   ● 富岡製糸場の現在
       平成17年(2005年)7月14日に、国史跡に。
       平成18年(2006年)7月5日に、明治8年(1875年)以前の建造物が国の重要文化財に指定。
            (現在、富岡市で管理)

   ● ユネスコ世界遺産暫定リストに記載されました。
       平成19年1月23日、「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界遺産暫定一覧表の追加物件として選
       定、1月30日にユネスコ世界遺産センターにおいて同物件が受理され、世界遺産暫定一覧表に記
       載されました。
       6月27日にユネスコ世界遺産委員会において世界遺産暫定一覧表追加物件として報告されました

   ● 記念碑
       創業翌年の明治6年(1873)、明治天皇の要請により、皇后、皇太后ご一行が 富岡製糸場を行啓さ
       れました。
       70周年の昭和18年(1943)に行啓記念碑を建立(高さ4.6m、重量5.34t)
       台石は工女が皇后から賜った扇をかたどり、台座は三波石です。
       皇后が詠まれた
         「いと車 とくもめくりて大御代の 富をたすくる道ひらけつつ」
       この歌には、製糸場の発展が日本の繁栄につながることへの期待感が表わされています。

                  



  門を入ると「券売所」・「記念碑・片倉工業株式会社」・「国指定史跡・旧富岡製糸場」などがあります。

    * (券売所)・・・(記念碑・片倉工業株式会社)・・・(国指定史跡・旧富岡製糸場)

                  


    個人でのご見学の場合は、解説案内(約1時間)があります。 (自由参加)
    案内図に従って見学します。
        検査人館→女工館→繰糸場→ブリューナ館(首長館)→東繭倉庫→西繭倉庫


                       


                      (画像をクリックすると、大きくなります)


 ● 検査人館のそばに、「日本近代産業発祥百年祭記念樹」の百日紅が植えられています。
     ( ● 検査人館の内容は、上記の欄をクリックしてください)

    * (検査人館)・・・(百年祭記念樹)・・・(百日紅・さるすべり)

                         


 ● 女工館  ( ● 女工館の内容は、上記の欄をクリックしてください)

    * (女工館)・・・(左側が2号館)

           


 ● 繰糸場の建物の内部には昭和40年(1965)以降に設置された自動繰糸機が残されています。
     ( ● 繰糸場の内容は、上記の欄をクリックしてください)

    * (繰糸場入口)・・・(繰糸場入口)・・・(建物の間から煙突が見えます)

                             


 ● 片倉診療所
     工女たちの就労条件や福利厚生まで備わっていたようです。

 ● 糸の倉庫
     繭の倉庫とは違い、こじんまりとした糸の倉庫。

    * (片倉診療所)・・・(右画像/糸の倉庫)

                  


 ● ブリューナ館(首長館)はフランス人指導者ポール・ブリューナが、家族と共に居住していました。
     ( ● ブリューナ館の内容は、上記の欄をクリックしてください)

                


                      


 ● レンガ積排水溝(明治5年(1872)建築)
     製糸場から出る糸をとった後の排水と、建物屋敷からの雨水ために作られた下水道です。
     明治時代の下水道は珍しく、排水溝まで完備されている衛生環境の整った工場は初めてでした。

                          


 ● 東繭倉庫は二階建ての倉庫で、風通しの良い2階に繭を保管し、1階は事務所や繭取扱所として使用。
     ( ● 東繭倉庫・乾燥場の内容は、上記の欄をクリックしてください)

    * (東繭倉庫入口)・・・(明治5年建設)

                         


 ● 西繭倉庫は、東繭倉庫と同様に2階に繭を保管しました。
     ( ● 西繭倉庫・煙突の内容は、上記の欄をクリックしてください)

    * (西繭倉庫)・・・(煙突)

                    


     ● 開場時間
          午前9時から午後5時まで (受付時間は午後4時30分まで)

          個人での見学の場合、下記の時間で解説案内(約1時間)があります。 (自由参加)
               (1月1日〜3日は、解説をお休み)
          解説開始時間
              午前9時30分・10時・11時、午後1時・2時・3時・4時
                  (午前9時30分、午後4時は4月〜9月のみ)
          休場日 12/29〜12/31 (点検・整備等で臨時休場となる場合があります)

     ● 見学料
         個人・・・大人 500円  高校・大学生 (要学生証) 250円  小・中学生 150円
          *未就学児・市内の小中学生は無料
          *障害者手帳をお持ちの方と介護者(1名)は無料


    * (右画像/富岡製糸場HPからお借りしました)

                   


              ● アクセス
                  車・・・・上信越自動車道富岡I.C下車、5分(3q)

                  電車・・東京駅〜高崎駅(上越・長野新幹線)1時間
                        高崎駅で上信電鉄に乗換え(約40分)
                                  上州富岡駅下車、徒歩10分(1q)

                  駐車場 (富岡製糸場は車両の乗り入れができません)
                     宮本町駐車場 上町駐車場 仲町駐車場(工事中)
                 市営駐車場料金
                     乗用車  1台 30分 100円(最初の30分は無料)
                        夜間(午後7時〜翌日午前8時)は500円を上限
                   詳しくは富岡製糸場(0274-64-0005)まで


                        (富岡製糸場HPを参考にしました)


                       (画像をクリックすると、大きくなります)


                             ● (ホームへ) ●

 

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